PURPOSE目的・用途

住宅プレカット

住宅プレカット

フンデガーと言えば非住宅のイメージが強いですが、実はドイツをはじめとする欧米各国では住宅用プレカット加工機としてもK2シリーズやロボットドライブは多く使われています。
工務店単位や製材工場で1台の万能加工機を持って、自社物件もしくは近隣の工務店から請け負う住宅物件を、自社の大工さんが自分で手加工する代わりに機械で加工するイメージです。

国内でも導入第1号機のK2は年間20~30棟ほどの住宅を手掛ける工務店様向けでした。
その自在性の高さから、一般的な設備のプレカット工場では断られるような、鎌継ぎの代わりに台持ちを使ったり、難易度の高い加工を含むこだわり満載の設計を特徴とする住宅を販売する工務店、木造デザイナーズハウスを手掛ける設計事務所や建築家を中心に重宝され、「フンデガーで加工してほしい」と指名が入っているようです。

横架材、柱材、羽柄材などK2シリーズやロボットドライブが1台あればすべて加工出来ますが、生産性という意味では、それらをすべて1台で加工するなら、機械の仕様にはよりますが、1~2日/棟と考えた方が良さそう。

プレカット工場では登り梁や斜め梁をCAD/CAMで加工出来る特殊加工機として導入が進みましたが、昨今より深刻になってきた大工さんお高齢化などで人工の確保が難しくなったことをきっかけに、フンデガーを導入するプレカット工場が増えており、国産のプレカット特殊加工機でも出来ない加工を中心に、導入から20年経った機械でも未だに重宝されています。また、加工棟数の少ない金物工法を1棟まるごと加工するにも適していると言われています。

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製品紹介

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構造材加工機ロボットドライブ

在来軸組工法の継手仕口や金物工法の加工を得意としており、加工精度の高さや仕上がりの綺麗さにも定評があります。6軸制御のロボットアームですべての面の加工が材料の反転なく加工可能で、最大18種類の刃物を装備出来るので、ほとんどの加工が刃物交換なしで加工完了します。多種多様な金物工法への対応も機械の改造等なしで、必要な刃物を揃えるだけで対応出来るのも特徴です。比較的コンパクトなスペースで設置出来るので、狭い建屋でも機械を入れることをあきらめなくて良いかもしれません。標準で10Mの材料も加工出来ます。

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構造材加工機K2インダストリー

20数年前から世界中で親しまれてきたフンデガーK2シリーズ。その最新作がこのフンデガーK2インダストリーです。ベストセラーとなったK2iの上位機種として開発されたこの機械は、ロボットドライブと同様に在来軸組工法の継手仕口加工や各種金物工法に対応しており、木口から深さ650mmの加工が出来るユニバーサルドリルユニットをオプション装備することで門型フレーム等にも対応可能です。生産性に関しては、ロボットドライブや従来型K2シリーズ比で1~3割アップを実現しています。

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羽柄材加工機ターボドライブ

高速マルチアングルカットに特化した機械として定評のあった羽柄材加工機H2/H3シリーズの生産性を更に高めるべく開発されたのが、このターボドライブです。180度(水平)まで傾斜する丸鋸ユニットを中心に、材料を動かしながら加工軸を制御することで、通常加工出来ない鋭角のカットも可能にしています。また、油圧レスシステムを採用することで、信頼性が大きく向上しました。加工エリアの最小化で、省スペース化、加工精度向上、生産性アップに貢献しています。普通の羽柄加工機では不十分な方にプラスアルファの自在性を提供します。

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合板加工機SPM-2

基本的には構造用合板加工機として開発された機械ですが、特徴的なのはその加工のバリエーション。
1,300×3,200mmを標準としオプションで2,800×8,000mmまでのサイズまで対応可能としており、厚みは5mm~120mmまで加工出来ます。合板の搬入方法も、バキューム方式と掻き入れ方式が選択出来ることで、材質に応じたハンドリングを実現しています。薄型CLTの加工にも対応しており、5軸制御の丸鋸ユニットやルーターユニットを装備すれば、屋根勾配に応じた角度カットも可能となります。